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数学Ⅰ 整式の計算(次数、降べきの順)

更新日:2022年4月3日

整式の計算(次数、降べきの順)

高校数学の一番初めに習う内容です。

単項式・・・数やいくつかの文字を掛け合わせた
      式のこと

   (例)5ab,3x^{2}y など

多項式・・・単項式の和として表された式のこと

   (例)5ab+3a+2b
    単項式5ab3a2bの和に
    なっているので多項式

係数・・・着目した文字以外の部分

   (例)5ab
    文字以外が5なので係数は5だけ
    ど、
aに着目して・・・”と問題文に書
    いてあったらaだけを文字と考える
    ので、
係数は5bになります。

   aに着目したときの係数は・・・”や
   ”aについての係数は・・・”とテスト等では

   聞かれることがほとんどなので、この2つの
   言い方を覚えておこう。
 

次数・・・掛け合わせた文字の個数 のこと。 多項式
     場合は各項の次数で最大のもの 

   (例)5ab の次数は2
    もしこれが、aに着目したときの次数は、
    と聞かれたら次数は1

   (例)5ab+3a+2bの次数は2
    これは5abが次数23aが次数1

    2bが次数1なので、最大の2がこの
    整式の次数になる。

定数項・・・次数が0の部分

降べきの順・・・次数の高い(大きい)方から順に
        並べること

    (例)2x+1+x^{3}-2x^{2}のとき
      2xは次数11は次数0

      x^{3}は次数32x^{2}は次数2なので、
      降べきの順にすると

      x^{3}-2x^{2}+2x+1となる。

 

確認問題

  1. 5x^{2}-2x+1xについて何次の整式か。
  2. x^{3}-2xy^{4}+1[x],[y],[xy]について何次式か。
  3. 2x^{2}+4xy+y^{2}-2x+4y-5xについて降べきの順に整理せよ。

解答・解説

 1.2次式

    5x^{2}-2x+1の次数は2なので2次式。

    これは5x^{2}が次数2-2xが次数1

    1が次数0なので、最大の2がこの整式の次数に
    なる。

 2.xについて3次式

    x^{3}-2xy^{4}+1xについて考えると、
    x^{3}は次数3-2xy^{4}
次数1
    1が次数0なので、最大の3がこの整式の次数に
    なる。

    xについて、なのでxだけを文字とみて、
    それ以外は文字として考えない。

   yについて4次式

    x^{3}-2xy^{4}+1yについて考えると、
    x^{3}は次数0-2xy^{4}
次数4
    1が次数0なので、最大の4がこの整式の次数に
    なる。

   xyについて5次式

    x^{3}-2xy^{4}+1xyについて考えると、
    x^{3}は次数3-2xy^{4}
次数5
    1が次数0なので、最大の5がこの整式の次数に
    なる。

    xyについて、なのでxyの両方を文字
    とみて考える。

 3.2x^{2}+2(2y-1)x+y^{2}+4y-5

     xについて、なのでxだけを文字とみて、
    それ以外は文字として考えない。

 

演習問題

 次の単項式の係数と次数をいえ。

(1) -3a^{2}

 

(2) 2x

 

(3) -x^{3}

 

(4) 4ab^{2}

 

演習問題解答

 次の単項式の係数と次数をいえ。

(1) -3a^{2}

  係数は-3で次数は2

(2) 2x

  係数は2で次数は1

(3) -x^{3}

  係数は-1で次数は3

(4) 4ab^{2}

  係数は4で次数は3

 

定期考査直前演習

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